2018/02/11 漢方鍼医会

2月の第2日曜日、所属している漢方鍼医会の例会に出席してきました。
この日はとても温かく、3連休の中日ともあって、中野は混雑していました。

写真撮影を失念しており、今回の写真はコレだけです…。

午前中は講義が2コマ。

『問診について』
『診察法 東京夏期研について』
今年の夏期学術研修会は「四診」がテーマであり、その準備の為の講義です。

四診とは東洋医学にとっては欠かせないものです。
・望診:見ることで診断。色・姿勢・舌。
・聞診:聞いたり、臭いを嗅ぐことで診断。声・体臭。
・問診:質問することで診断。主訴・既往歴など。
・切診:身体に触ることで診断。脈・腹・患部。

少し話は逸れるのですが、東洋医学には「五行色体表」というものがあります。
自然事象や身体について「木・火・土・金・水」の5つに分類したものです。

鍼灸師の卵である学生達は、授業で丸暗記します。
学生の頃は「覚えるのが大変~!」とだけ思っていました。

が、しかし。 
実際に患者さんの施術をするようになって、その重要性に気付くのです。

「何」の病邪が「どこ」を侵した結果、「どんな」症状として現れているのか?
分からなくなっている時ほど、五行色体表に立ち戻ります。

話は戻りまして。
施術のために大事な四診、そのベースとなるのがこの五行色体表です。

身体の脈・舌・腹・尺膚に現れているものをシンプルに受け止める。
簡単なようで難しいのですよね。

今回の講義でも「アラここに書いてあった…」という発見がありましたので、メモをしておきます。

○13難 
五色と脈象と尺膚は相応である。

五色
弦・急 浮大・散 緩・大 浮渋・短 沈濡・滑
尺膚

○40難 
五臓がそれぞれ主るものについて。

五臓
五役

○49難 
・正経自病について:
憂愁思慮すれば心を損傷、形寒飲冷すれば肺を損傷、怒気逆上すれば肝を損傷、飲食労倦すれば脾を損傷、久坐湿地・強力入水すれば腎を損傷。

・五邪による病について:

五臓
五邪 飲食労倦 湿
五役

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