3月の第2日曜日、所属している漢方鍼医会の例会に出席してきました。
会場の中野サンプラザは結婚式会場でもあるのですが、この日は出席者と思しき方が大勢いました。
春ですね~。
午前中の講義は治験発表が4コマ。
この治験発表は毎年度末の3月に必ず行われます。
いわば1年間の総仕上げ。
普段経験することがない症例について知ることができたり、色々な先生方の別の視点からの考えを聞くことができたり、貴重な機会です。
とはいえ担当の先生方は、日々の臨床業務と並行して、症例の研究・発表準備をする必要があります。
本当に大変な役回りです。
お疲れ様でした!
午後は取穴練習の後、モデル患者への臨床実技です。
先月に引き続き、難経13難に沿って四診、選経選穴、陰陽調和の手法をもって本治をします。
最近は日々の臨床においても、このスタイルで施術をしていますが、2つの変化を感じています。
①選経選穴までの時間短縮。
東洋医学の難しい所は、ゴールに対するアプローチが無数にあること。
その中から良い反応の経穴を絞り込むのが、実は大変です。
このスタイルにしてからは、考え込む時間が短くなったように感じます。
②いつもと違う変化を具体的に説明できる。
具体的に説明できるといっても、急・数・緩・渋・滑の5種類なのですけどね。
継続して診ている患者さんだと特に実感できます。
「いつもより急だな…」
「いつもより緩のような」
この3月は急や数の変化をはっきりと感じることができました。
それを選経選穴につなげることができたのは、本当に収穫でした。
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